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[FDclone-users:00435] Re: FDclone 2.07b has been released
- Subject: [FDclone-users:00435] Re: FDclone 2.07b has been released
- From: Takashi SHIRAI <shirai@unixusers.net>
- Date: Wed, 14 Sep 2005 22:34:04 +0900
しらいです。
FDclone の BOF はどうもニーズが無いようですねー。
In Message-Id <20050914131719.A455440C392@yuka.unixusers.net>
Takashi SHIRAI <shirai@unixusers.net>writes:
> しらいです。
> 以下は HISTORY より今回の変更点の抜粋です。
今回はそんなに大きな変更ではありませんが解説しておきます。
> パイプ処理時に停止してしまうことがある点を修正。
command line で明示的に「|」を使った場合や、アーカイブブラ
ウザを起動したりすると、pipe(2) & fork(2) を使ったいわゆるパ
イプ処理が実行されます。
この時、タイミングが悪いとパイプの前段と後段とで同期が合わ
ずに、SIGTTIN 又は SIGTTOU が発生し process が suspend して
しまうことがありました。
この回避のため、パイプ処理のために fork(2) する際はこれら
の signal をマスクしたり無視したりすることで、どういうタイミ
ングで実行されても suspend しないように対処してあります。
> POSIX に厳密な tail(1) で make に失敗する点を修正。
古き良き時代の UNIX では、head(1) や tail(1) の option は
「-5」のように数値のみを受付けていましたが、POSIX 規定ではこ
れは「-n 5」のように表記するように定義されています。
暫く前までは従来との互換性のために「-n 5」も「-5」もどちら
も受付ける head/tail が主流だったのですが、最近は「-5」を受
付けない head/tail が出て来たようです。
どの仕様の head/tail にも対応出来るような記述は不可能なの
で、この対処としては haed も tail も使わないという実装で対応
しています。
しらい たかし