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[FDclone-users:00879] Re: tar file format
- Subject: [FDclone-users:00879] Re: tar file format
- From: Rikito INAKAZU <riki1017kazu@gmail.com>
- Date: Sun, 20 Jun 2010 17:16:50 +0900
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- Domainkey-signature: a=rsa-sha1; c=nofws;d=gmail.com; s=gamma;h=date:from:to:subject:message-id:in-reply-to:references:x-mailer:mime-version:content-type:content-transfer-encoding;b=bXbol19joY+QRQtzPNY1hGcjU08GHxLKMqrz4boX/NG5PFOuweiuALV2/TzU8T2u3rJqkuc7fFMLFI/WT0uGdRoE7bl2OPA060E37wKbK5XX2ITs9OLVfRixjxPSkBjqiVyxPwiuIJVBfRRIyD2hG4hhBvnk7b9lbumLZPXNxp4=
稲員です。
On Sun, 20 Jun 2010 04:22:36 +0900
Takashi SHIRAI <shirai@unixusers.net> wrote:
> > 単なる興味本位ですが、こういった形式の tar file を吐くのがどのバージョン
> > の tar なのか、差し支えなければお教え願います。
>
> BSD な tar を使ってるからだと思ってましたが、確認してみた
> らいつの間にか GNU tar を使っていたようです。1.11.3 という相
> 当に古い代物でした。
> GNU tar の変遷を追っていくと、1.13.9 で最低 2 つ作るように
> したようで、実際それ以降の GNU tar を拾って来て build すると、
> A lone zero block じゃない tar を作ってくれますね。
1.11.3 だと私が使った事のある最古の GNU tar かもしれないですね。
fix されたのが 1.13.9 で warning を出すようになったのが 1.14 の少し
前くらいと、その間 4 年以上の開きがある上に、私のメインの作業環境である
FreeBSD では、システム標準 tar が GNU tar 1.13.25 あたりを最後に
BSD tar (本来のではなく、再実装された BSD licensed tar) に置き換
えられて GNU tar を使う機会もめっきり減ってしまったので、たまたま目に
する事がなかったんでしょうね。
と、ここまで書いたところで、何年か前に ZIP disk (*NOT* zip file)
から回収した、大昔に MS-DOS 上の GNU tar (build with DJGPP) で
作った tar file を展開した時に見たような記憶が……。
> 因みに BSD な tar ですが、どこにも見当たらないので改めて作
> ってみたら、4.3BSD な tar は core を吐いて失敗し、4.4BSD な
> tar は ENOSPC が出るまで際限なく出力し続けました。
> どうも FDclone の source には巨大な file が多過ぎるようで
> す。そう言えば、随分前に似たような理由で BSD な tar はお払い
> 箱にしたような気もします。
オフトピックにそこまで付き合っていただいてありがとう御座います。
やはり歴史ある command & format には色々ありますね。
> 「zero block」でググると、このエラー絡みの話が山ほど出て来
> て、どのケースも結局は「無視しろ」で解決してますね。現実的に
> は「余計なお世話」な機能なのではないでしょうか。
> そんな長ったらしい option を恒常的に使う人も珍しいでしょう
> から、むしろ warning を吐く方を option で指定するようにした
> 方が幸せになれる人が多いかも。
確かにそうですね。普段はスルーしておいて --test みたいなアーカイブの
整合性検査を指示するオプションを指定した時だけ表示すれば良いような気が
します。
自分の昔の版が吐いたアーカイブに自分で文句付けて、さらにそれを黙らせよ
うとして長大なオプションを新設ってのは「なんだかなー」な感じです。
わざわざそこまでして表示してる warning なのに、メッセージの内容は
tar format の詳細を知らなきゃ訳分からんものですし。
あと、これ書いてる途中もう一度 GNU tar 1.23 で FD-3.00h.tar.gz を
展開してメッセージを見直そうとしたところ、 LANG=ja_JP.eucJP で実行し
てしまった為に日本語のメッセージが表示されたのですが、翻訳が「7980 に長い
ゼロブロック」となっており、どうやら "A lone" を "A long" と勘違いして
誤訳されてしまっているようで余計に意味不明になってました。
翻訳者さんに報告しておく事にします。
> で、確認しようと 1.23 を拾って来たら、最近は GNU make 必須
> に設計されているようで、BSD な環境では build に失敗しますね。
> GNU も段々閉ざされていってる感じがします。
> Linux に GNU Hurd の座を奪われた結果とは言え、GNU には GNU
> なりの矜持ってもんはないんでしょうかねー。使って貰ってこその
> software ではないでしょうか。
メンテナの世代交代も進んでるでしょうし、レガシィソフトのメンテに高い
モチベーションも沸きにくいでしょうから、古い環境やニッチな環境に対する
配慮が欠けてくるのは仕方無いんでしょうねー。
tar は他のソフトのインストールに必要な基本的なコマンドですから、そう
いった配慮が一番必要なパッケージのひとつなんでしょうけど。
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Rikito INAKAZU (稲員力士) <riki1017kazu@gmail.com>