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[FDclone-users:00884] Re: tar file format



 しらいです。

In Message-Id <20100628012312.5da3f54d.riki1017kazu@gmail.com>
        Rikito INAKAZU <riki1017kazu@gmail.com>さんwrites:
> 稲員です。

> 間があいてしまったのでどうしようかと思いましたが、最近 MINIX 環境を
> Update して FDclone の対応パッチも整理しようとしていた時に、
> ちょうどこの件がらみの事に遭遇してしまったので。

 なんか挑戦を受けたようなので VMware で受けて立って見ました。
どちらかと言えば Linus より Tanenbaum 先生の方が好きなのです
が、MINIX には非実用的なイメージがあって手つかずでした。
 流石に他の重厚長大な PC-UNIX とは違ってさくさく install 出
来ましたが、出来ないことが多過ぎて結構戸惑いますね。


> MINIX の tar は MINIX 3.1.7 でそれまでの非常にシンプルな tar から
> pax の hard link になったんですが、こいつで FD-3.00h.tar.gz を
> 展開したところ、
> 	% gzip -dc FD-3.00h.tar.gz | tar xvf -
> 	tar: End of archive volume 1 reached

 tar の option も GNU tar 並になってるんで gzip は -z で展
開してくれるようです。FreeBSD 辺りから持って来たみたいですね。


> MINIX に持って行った時も大部分が環境選択マクロの選別ですみました。
> autoconf/automake 使っててもコードがきちんと書かれていないと結局
> 一発で build が通って動くのは Linux だけなんてよくある話ですから。

 shell としては job control 機能が無いのが致命的ですね。こ
れは識別子で回避出来ますが FDclone 的には mount 情報が調べら
れないのが痛いですね。/etc/mtab が全てのようです。

 あと、gcc 使えば回避出来ますけど標準の cc が結構腐ってます。
中途半端に ANSI 対応したようで、FDclone のような traditional
style とのキメラは対応し切れないようです。
 致命的なのが const 修飾子が overflow 起こしてる点です。修
飾してない範囲の変数にまで縛りがかかるので使いものになりませ
ん。NOCONST 識別子で逃げるしかないかも。

 まぁぼちぼち細工してみますんで、次の release では MINIX 対
応出来てるかも知れません。


> >  MS-DOS 版はそろそろ終息させるかも知れません。例の UNLHA 問
> > 題の煽りで Vector が LZH 形式を受理しなくなっちゃったので、
> > そろそろここいらが潮時かなと思い始めてます。
> 
> 
> あぁぁ、こんなところにも余波が及んでるんですね。もしそうなってしまったら
> 非常に残念です。

 MS-DOS で動く zip が無いんですよ。Info-ZIP があるにはある
んですが、MS-DOS 版は古い version にしか用意されてなくて、古
いのは buffer overflow で危険とか書かれてます。
 取り敢えず当面は LZH を PC-UNIX で展開して ZIP に固めると
いう面倒な対応で何とかするつもりではいますけど、file system
が違うので MS-DOS での再展開が必ず保証されるのか不安ですね。

                                               しらい たかし