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[FDclone-users:01004] Re: FDclone 3.01 has been released



 しらいです。

 ここ暫く revision up ばかりだったので久々の version up で
した。4 年ぶりですね。3.00 系列としては初の version up にな
ります。

In Message-Id <20120802184310.302054806C8@yuka.unixusers.net>
        Takashi SHIRAI <shirai@unixusers.net>writes:
>  しらいです。

>  以下は HISTORY より今回の変更点の抜粋です。

 もうツールとしての機能拡充はそろそろ限界に来ているので、今
回は version up と言っても余り大きな変更点はありません。一応
逐一解説しておきます。


> 	内部変数 WIDEDIGIT, SIZEUNIT の追加。

 前者は [FDclone-users:00991] で予告した 2 年前のリクエスト
の実装です。時代の流れに則して桁数を増やしただけのことですが、
少なからずのニーズはあるんだと思っています。
 後者は全然違うところからのリクエストだったのですが、大きな
数への対応という点では同様の機能です。巨大サイズを 999999999
のように表示してたのを KB や MB を使って表記します。


> 	内部変数 HISTUMASK, DIRHISTUMASK の追加。

 これも個人宛に頂いたリクエストの実装です。最近は履歴 file
を permission 0600 で保存する実装の shell が主流になって来て
いるようなので、その制御を可能にしました。
 ただまぁ、最近のトレンドと言うならそもそも home directory
が 0700 なので、その下の file の permission なんて気にしなく
ても良さそうな気はしますが。


> 	内部変数 IMELARNING, FREQFILE, FREQUMASK の追加。

 3.00m の patch にも内蔵 IME の bug fix が含まれていました
が、実は意外と利用価値が高いかも知れないと思って IME 周りを
見直した結果です。
 「larn」は「learn」の俗語だそうですが、頻度情報の bias 度
合を制御することで学習設定を行なえるようにしてみました。個人
的には既定値が一番しっくり来るとは思っていますけどね。
 後者二つはその頻度情報の保存 file に関して、履歴と同様に設
定可能にしただけのことです。


> 	組込みコマンド getfreq, setfreq の追加。

 これは頻度情報の import/export 時に見える化を行なえるよう
にしたものです。Wnn で言う dtoa/atod ですね。余り深く考えな
い人は頻度情報 file をコピーするだけでも構わないと思います。


> 	内部変数 IMEBUFFER の対象テーブルを拡張。

 最近は memory も潤沢に持っていることが多いので、高速化のた
めに on memory 可能な table を増やしてみました。全部乗せると
全体的に IME の反応が良くなる気はします。
 ただ、最近は disk access も十分速いので、恩恵を感じること
が出来るのはむしろ古い hardware 環境かも知れません。

                                               しらい たかし