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[FDclone-users:00883] Re: tar file format
- Subject: [FDclone-users:00883] Re: tar file format
- From: Rikito INAKAZU <riki1017kazu@gmail.com>
- Date: Mon, 28 Jun 2010 01:23:12 +0900
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稲員です。
間があいてしまったのでどうしようかと思いましたが、最近 MINIX 環境を
Update して FDclone の対応パッチも整理しようとしていた時に、
ちょうどこの件がらみの事に遭遇してしまったので。
On Mon, 21 Jun 2010 20:37:08 +0900
Takashi SHIRAI <shirai@unixusers.net> wrote:
> ただ、Linux 方面にありがちの POSIX 偏重主義だけはやめてお
> いて欲しいですね。POSIX が認めなくても、かつて確かに UNIX だ
> った環境はある訳で、それを無かったことには出来ません。
> 特に tar なんか PDP-11 時代の archive だって現存する訳です
> から、そういう往年の tar ball が非 POSIX 仕様だからって開け
> なくなってしまうのは問題です。
> 勿論、現時点ではそうなっていないんですが、GNU tar は流れ的
> にそういう方向に走りそうな気がしてならないもんで。
MINIX の tar は MINIX 3.1.7 でそれまでの非常にシンプルな tar から
pax の hard link になったんですが、こいつで FD-3.00h.tar.gz を
展開したところ、
% gzip -dc FD-3.00h.tar.gz | tar xvf -
tar: End of archive volume 1 reached
なんて余計なメッセージを出すんで、「pax ってそういうもの?それとも MINIX
だからかな?」と思ってソースを見るとなんか BSD 由来らしく、しかも pax と
して起動すると
% gzip -dc FD-3.00h.tar.gz | pax -r
pax: End of archive volume 1 reached
ATTENTION! pax archive volume change required.
Ready for archive volume: 2
Input archive name or "." to quit pax.
Archive name > .
Quitting pax!
とインタラクティブモードになって、さらに余計な事をしてくれる始末。
Free/Net/OpenBSD も基本的に同じ(NetBSD は GNU tar 互換に調整してある)
ようで、手元の FreeBSD でも再現しました。
4.4BSD からずっとそうだったようです。初めて知った……。
どうやら Linux/GNU 方面だけの傾向でもないようです。
> 元々が CISC NEWS 上で開発していたので、そういうニッチな環
> 境で build 出来ない free software の数々に相当手を焼いた経験
> から、極力多くの platform を視野に入れています。
MINIX に持って行った時も大部分が環境選択マクロの選別ですみました。
autoconf/automake 使っててもコードがきちんと書かれていないと結局
一発で build が通って動くのは Linux だけなんてよくある話ですから。
> でも、たまにそういうロートル環境での仕事を強いられた時、他
> の free software は全く build 不可でも、FDclone さえ動けばそ
> れだけで作業効率が格段に上がるんですよね。
私なんて ZSH が使える環境でも手放したくないです。
> MS-DOS 版はそろそろ終息させるかも知れません。例の UNLHA 問
> 題の煽りで Vector が LZH 形式を受理しなくなっちゃったので、
> そろそろここいらが潮時かなと思い始めてます。
あぁぁ、こんなところにも余波が及んでるんですね。もしそうなってしまったら
非常に残念です。
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Rikito INAKAZU (稲員力士) <riki1017kazu@gmail.com>