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[FDclone-users:00894] Re: MINIX3 patch



稲員です。

MINIX 3.1.0 での build に成功しました。次期 version である 3.1.8 に
向けての開発版である r7645 でも build とある程度の動作確認を行ない
ましたので、おそらく現在 release されている MINIX3 は全部いけるので
はと思います。

FDclone 3.00h からの差分を添付しておきます。

以下は現在の主な制限です。

1. 内部コマンド WRITE_DIR('w') は効かない。

2. 内部コマンド INFO_FILESYS('i') の情報が完全ではない。同じ理由で
   環境変数 SIZEINFO で表示される情報に意味がない。
   (但し r7645 では解決済み。よって次期 3.1.8 では問題ないはず)

3. Job Control は効かない。

4. MINIX 3.1.2a 以前の環境での build には、事前に config.h を編集し
   '#define _NODOSDRIVE' を書いておく必要がある。
   当然 DOSDRIVE 機能は使えない。

5. MINIX 3.1.2a 以前の環境で MINIX 標準の system compiler である ACK
   を使って build するには compiler の再構築が必要。
   具体的には '/usr/src/commands/ackpack/Makefile' の以下のような行

	$(INSTALL_BIN) -S 224kw $l/em_cemcom.ansi $(lib)

   で stack size 指定の 224kw の部分を 2048kw くらいに変更した上で
   /usr/src/commands/ackpack/ で make install します。
   環境によってはそれ以上の追加作業が発生することもありますが以下略。


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Rikito INAKAZU (稲員力士) <riki1017kazu@gmail.com>

Attachment: fd300h.minix3.v2.patch.gz
Description: Binary data